中国にあるFoxconnの工場で現地時間5月20日に爆発事故が発生し、従業員3人が死亡、15人が負傷した件で、同社は22日、Appleの「iPad」および「iPhone」の生産には影響しないと発表した。
成都近くに位置するこの工場は、警察が爆発事故を調査する間、一時的に操業を停止している。
Foxconnのブランドを持つ鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry)の会長Terry Gou氏は、22日のサプライヤーとの協議で、「iPad 2」の生産や、第3四半期に生産が予定されているiPadやiPhoneに関連する新製品に爆発事故による影響がないことを強調したと中時電子報(China Times)が報じている(Google翻訳の英語版)。
当初、この爆発事故での死者は2人と伝えられていたが、週末にかけて3人目の死亡をFoxconnが確認したとThe Washington Postが報じている。
FoxconnおよびAppleにコメントを求めたが回答は得られていない。
成都工場の爆発の原因はまだ不明だが、Foxconnの幹部が語った話として、研磨作業エリアの可燃性の粉末によって引き起こされた可能性があると報じられている。
アナリストたちは、今回の爆発事故による生産への影響はわずかとみている。
RBC Capital MarketsのアナリストMike Abramsky氏は、China Timesが引用した投資家向けの覚え書きの中で、深セン工場でのiPadの生産に支障が出ていなければ、あるいは成都工場が迅速に復旧できれば、事故の影響は限定的なるだろうと述べている。The Wall Street Journalによれば、Sterne AgeeのアナリストShaw Wu氏も、Foxconnは別の工場のラインをiPadの生産に使えると指摘したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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