Appleから「iPod」「iPhone」「iPad」の製造を委託されているFoxconn Technology Groupが、ブラジルで今後5年から6年にわたり120億ドルを投資して製造施設を新設することで、同国と交渉していると報じられた。
この計画は、ブラジルのDilma Rousseff大統領が北京を訪問した際に明らかにしたと、Reutersが現地時間4月12日に報じた。Rousseff大統領は記者団に対し、Foxconnは新製造施設という形でブラジルへの「投資」を検討しており、それが雇用を創出し、ブラジル政府に新たな税収をもたらす可能性があると述べた。
この計画の詳細は、施設の建設予定地やFoxconnへの課税条件を含め現在も交渉が続いていると、Reutersは報じている。
Foxconnが南米に移る利点は2つある。第1に、南米で製造され北米に送られる製品は、Foxconnの中国深セン施設で製造される同等の製品に比べ、最終目的地までの移動距離が短くなる。第2に、Reutersが指摘するように、現地法人を設立した企業に与えられると見込まれる大幅な税優遇により、税金および関税の節約が同社の事業にもたらされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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