Appleは、「iPad」を同社の直営小売店に展示モデルとしてだけでなく、同社の他の製品を販売するためのツールとして導入する計画を進めている。
オーストラリアやその他の国のApple直営店では現地時間5月22日、顧客への製品案内に、製品の横に置かれた紙の代わりに店舗内のあちらこちらに配置されたiPadを利用し始めた。われわれが取材した店舗の従業員らは、このiPadディスプレイを「Smart Sign」と呼んでいる。
ケースに収められたiPadは、近くに展示された製品の価格や構成などの情報を表示する。また顧客はモデルの比較やカスタマイズに利用することもできる。端末から店舗の従業員を呼び出して、説明を聞くことも可能だ。
Appleはこれのおかげで、近くにどのような製品が展示されていようと、容易に製品情報を最新の状態に保てるようになる。また、顧客はiPad上で稼働しているアプリケーションを使ってAppleに連絡を入れ、質問に答えてくれる従業員を呼び出すことができるため、店舗の販売員の数を減らせる可能性もある。
Smart Signが導入されるほんの数日前に、Appleの直営小売店は開店10周年を迎えたばかりだった。
Smart Signの様子を映したビデオをMacお宝鑑定団Blogが提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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