MS、コンシューマー向け最先端開発チームを解散

Jay Greene (CNET News) 翻訳校正: 編集部2011年05月20日 15時15分
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 米CNETが入手した情報によると、Microsoftは家庭用電子機器とその体験を向上させるための最先端技術開発チームである「Pioneer Studios」を解散させたもようだ。

 Pioneer StudiosはMicrosoftが3年少し前に新設した組織で、約1年前に同社を去ったJ Allard氏が立ち上げた。Allard氏は、初代「Xbox」に携わった人物で、同社のエンターテインメント&デバイス担当最高技術責任者(CTO)を務めていた。Microsoftの広報部は、シアトル中心部近辺に拠点を置いていたPioneer Studiosのオフィスはすでに閉鎖しており、同部門の従業員はMicrosoftの他部署に異動したか退職したとことを認めている。

 Pioneer Studiosはあまり話題にはならなかったものの、Microsoftがコンシューマーの想像力をかき立てる取り組みを進める中で中心的役割を果たしていた。同チームは、製品開発のポートフォリオを抱えるのではなく、将来の製品化を見据えた企画を練るための場所だった。Appleの「iPad」が登場する前に情報がリークしていたデュアルスクリーンの「Courier」という不運なタブレット製品も、Pioneer Studiosが取り組んでいたものだ。Courierの製品イメージがリークした際は注目を集めたが、Microsoftは同製品の開発を中止するという決定を下した

 またPioneer Studiosでは、「Windows Phone 7」「Xbox」「Zune」、そして2カ月弱しか市場に存在しなかった携帯電話の「KIN」などにもかかわっていた。

 2010年10月にMicrosoftの開発者向けウェブサイトに掲載されたビデオにて、Pioneer Studiosの共同設立者であるGeorg Petschnigg氏は、同部門のミッションが新しい消費者体験を開拓することにあると述べている。「新しい顧客体験を生み出し、それを市場投入するため製品チームと共に取り組むのがわれわれの仕事だ」とPetschnigg氏は語る。

 また別のビデオでPetschnigg氏は、Microsoftが巨大企業であるため、同組織は年間1億ドル以上の収入がある分野に狙いを定めているとした。同氏は、Pioneer Studiosがこうした分野に取り組む時期が早いことから、成功率は20%だと述べていた。「われわれの取り組みが結果に結びつかないこともよくある。起業家として、こうした危険にさらされるのは当然のことだ」(Petschnigg氏)

 Pioneer Studiosは、鈍感になりがちなMicrosoftにイノベーションの文化を注ぎ込もうという考えが背景となって設立された。同社は、規模が巨大化するにつれ官僚的になり、多数のミーティングや同社のほかの製品との兼ね合いで新しいアイデアがつぶされてしまう企業となってしまった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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