調査会社Dimensional Researchは米国時間5月17日、企業のタブレット利用に関する調査結果を発表した。対象となった448社のうち、すでにタブレットを利用している企業は22%で、2011年に導入予定の企業は22%、2012年に予定している企業は24%となった。
メーカー別ではAppleの「iPad」がリードしており、83%が採用するとしている。以下、Research In Motion(RIM)の「BlackBerry PlayBook」が17%、Hewlett-Packard(HP)の「HP Slate」が14%、Motorolaの「XOOM」が13%、Dellの「Dell Streak」が11%だった。
タブレットを使用する理由については不明確で、51%が明確な戦略を持っていないという。使用する理由として挙げられたのは、クラウドベースの生産性アプリケーションなど。利用したいiPadアプリケーションで最も多かったのは営業担当者向けのツールで、回答者の47%が選択した。そのほかには、顧客サービスの提供、経費報告書の提出、財務情報の処理、購入の実行などが挙がっている。
調査対象企業のIT担当者の47%が、ビジネス部門は追加の開発の必要性を理解していないと回答しており、Dimensional Researchは、IT部門とビジネス部門の間に溝があると結論付けている。
また、回答者の82%が、タブレットはノートPCに代わるものではなく補完するものと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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