サンフランシスコ発--Googleは米国時間5月10日、同社タブレットOS「Honeycomb」のアップグレード版である「Android 3.1」を発表した。また、Googleは、同OSの機能を携帯電話にも提供するため、Android OSの次期バージョンである「Ice Cream Sandwich」を第4四半期にリリース予定である。
Honeycombは、Android搭載タブレット向けのOSである。Android搭載タブレットはこれまでのところ、Appleの「iPad」ほどの人気は博していない。バージョン3.0から3.1へのアップグレードによって、洗練されたユーザーインターフェース、新しい映画レンタルサービス、そしてキーボードやゲームコントローラなどのUSBデバイスを接続する機能が提供されるはずである。
Googleは10日、Verizonの3Gサービスを利用するタブレットで、「Android 3.0」を搭載した初のHoneycomb端末である「MOTOROLA XOOM」が同日中にバージョン3.1にアップデートされる予定だと当地で開催のGoogle I/Oカンファレンスで述べた。ソニー、VIZIO、サムスン、Logitechが提供する「Google TV」対応製品にも、Android 3.1が提供される予定である。
しかし第4四半期には、GoogleのHoneycombの機能が、Ice Cream SandwichというAndroidの新バージョンによって携帯電話にも提供される予定である。
この新バージョンが持つ最大の特徴は、プログラマーらが抱える断片化の問題を解消することである。画面サイズが異なるなどのハードウェアの違いにより、異なる端末上ではプログラムが同じように動作しないという問題である。
またIce Cream Sandwichには、Honeycombのすべてのユーザーインターフェース機能が含まれる予定である。つまり、「ホログラフィック」なユーザーインターフェース、アプリケーションランチャー、マルチタスキング、より豊富なウィジェットが提供される。
Android 3.1のインターフェースには、アプリケーションを切り替えるための新しいアプリケーションスクロールリストや、リサイズ可能なウィジェットなどがある。既存のウィジェットは、新しいXMLコードでアップデートすることにより、新しいリサイズ機能を得ることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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