Googleが米国時間5月10日に新しいデジタル音楽サービスのテスト版を発表する予定だ。ユーザーは同社サーバに楽曲ライブラリをアップロード可能になる見通しである。
米CNETは3月、Googleが同社音楽サービスを社内でテストしており、その発表が間近であることを報じていた。この音楽サービスについて、Googleがサンフランシスコで10日から開催する開発者向けカンファレンスGoogle I/Oで発表する予定だ、と同サービスの立ち上げにかかわる同社幹部の1人であるZahavah Levine氏が述べた。
GoogleとLevine氏はライセンスの取得に向けて大手音楽レーベル4社と1年以上かけて交渉しているが、同サービスのベータ版は、ライセンスなしで開始される見通しだ。これは、Amazonが同社クラウド音楽サービスを3月に開始した際の戦略と同じだ。
「われわれは、『Music Beta by Google』というベータサービスを立ち上げる予定だ。ユーザーはGoogleサーバの自分のアカウントに個人の音楽ライブラリをアップロードできるようになる」とLevine氏は米CNETに述べた。ユーザーは、「ウェブに接続されたデバイスから時と場所を選ばずにアクセスする」ことができる。
Levine氏によると、Androidユーザーはオフラインの時でもライブラリにアクセス可能になる予定だという。
サービスがベータ段階の間、ユーザーの参加は招待制に限定される。開始当初は、サービスにアクセスするため、Flashに対応したブラウザかAndroid 2.2以降を搭載した端末が必要になるとLevine氏は述べる。サービスはまず米国のみで開始され、無償で提供される予定となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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