同類のエンティティ間における物理量の比較--Excelのバブルチャート
同類のエンティティ間における物理量の比率を、それらエンティティ間の関係と共に手っ取り早く視覚化したいという場合、バブルチャートを使うのが簡単だろう。よく見かけるのは、バブルの大きさによって、特定サイトに配備されているサーバ(あるいはPC)の台数を表現するというものだ。バブルチャートはこういった用途に向いているものの、大きな欠点も抱えている。つまり、すべてのエンティティの質が同じであるという前提を置いてしまうのである。こういった例として、100台のファイルサーバと100台のOracleデータベースサーバを同列に置いてしまうという点を挙げることができる。たいていの場合、ファイルサーバはデータベースサーバほど保守工数やリソースを必要としないはずだ。こういった欠点があるとはいうものの、バブルチャートは数値をカテゴリ別に表現する効果的な手法であると言えるだろう。