電源を入れるとチープな起動音に続き、チープな待ち受け画面が出てくる。このフォント、この背景画面、これまでに何回も見てきたものと同じですねー。そしてメニューキーを押せばこれまた見慣れた3×3のアイコンが並んでいる。トンデモケータイのほぼ全ては台湾MTKのプラットフォームを使っているため、このようにどの機種もアイコン形状が異なれど雰囲気は似通ったものになるのだ。
試しに世界地図を開いてみると、ちゃんとロンドンがデフォルトの都市になっている。だがこの安っぽい地図の絵はやはりトンデモケータイ共通のものだ。さらにはゲームもトンデモケータイにはよく入っている16パズルや、いかにも中国で考えられたパンダの木登りゲームなどE300の中身はトンデモケータイと同じものであることが確定だ!
もちろんだからといってE300がトンデモナイいいかげんな製品と言いたいわけではない。むしろトンデモケータイが同じプラットフォームを使うことで開発コストを下げることが可能になり、このE300のように飛行機の機内販売で売ることができるような低価格の製品を生み出してしまうあたりはすごいことなのだ。そして仕上がりをテキトーにすればどーでもいいようなトンデモケータイができあがり、きちんとしたデザインや素材を使えばE300のような人前に出しても恥ずかしくないような製品を作り上げることができるわけだ。あれ、今回はなんだか「いい話」系の内容になってきたなぁ……。
E300の対応言語は英語とフランス語、そしてアラビア語(なのかな)。内蔵フォントもそれだけに対応しており、中国語やひらがなカタカナは省かれている。せっかく中国で作っているのだから、せめて内蔵フォントはワールドワイド対応にしてほしかったなぁ。ま、ヨーロッパや中東で使うことを第一に考えて余計なものは一切いれていないってことなのね。それに使ってみると実は手のひらにすっぽり収まる手ごろなサイズはかなりいい感じだったりするのだ。
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