機内で買えちゃう1万円ケータイの中身とは--中国トンデモケータイ図鑑 - (page 2)

思ったよりも上品な本体

  • パッケージ側面はアイコンで機能を説明

 機内販売品ということもあって、このケータイは「Evertek」というメーカー名のある製品だ。型番はE300というようだ。パッケージにはしっかりと「Double SIM」と書いてあるが、逆に言えばこれが唯一の特徴的な機能ってことだろうか。パッケージ側面には機能紹介をアイコンでずらりと並べているが、これまで紹介してきたトンデモケータイでもこんな製品たくさんあったなぁ。まぁこれといった特徴がないだけに、内蔵されている機能をずらずらーっと全部書いておきたいのだろう。なおトンデモ製品に見られる「1000万画素」といったカメラ性能のウソ表示はさすがにされていない。

 パッケージを開けてみると、サイズのちっちゃいE300がちょこんと姿を見せてくれる。開けたところにも再び「Double SIM」の表記があるあたり、やはりマイナーメーカーの端末はここで勝負するしかないのだろう。しかもE300を購入したのはヨーロッパだ。ヨーロッパはプリペイドケータイもSIMロック販売されているため、安いものなら大手メーカー品でも10ユーロ、1000円ちょっとで買えてしまう。一方SIMロックのないこの手のトンデモケータイは単体販売されるため、どんなにがんばっても5000円以上してしまう。

 つまり値段ですら勝てないとなっては、唯一の機能であるデュアルSIMカード対応でがんばるしかないのだろうね。でも陸続きのヨーロッパでは2カ国のSIMカードを入れる利用者も多いので、この部分は逆にトンデモケータイならではの強力な機能でもあるわけだ。残念ながら2GのGSMのみ対応だが、これで3Gが利用できれば小型モデムとして使うこともできるだろう。

 さてパッケージの内部には一通りのアクセサリが入っている。残念ながら充電コネクタは独自形状のためなくすと後々大変だ。そろそもこの手のケータイもmicroUSB端子に統一して欲しいものだよなぁ。またきちんとマニュアルも付属、英語とスペイン語の2カ国語に対応している。

  • 開いてみると、ここにもDouble SIM対応の表示

  • 付属品にはもちろんマニュアルもある

  • 小ぶりな本体。女性や子供にもいいかもしれない

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