機内で買えちゃう1万円ケータイの中身とは--中国トンデモケータイ図鑑 - (page 5)

機内で買って、降りてから使いまくろう

  • 内蔵アプリは一般的なものがちゃんと入っている

 他の機能はカメラ、ビデオと音楽再生、カレンダー、電卓、アラーム、単位換算などでこれはトンデモケータイというよりも、まぁ一般的なベーシック端末ならどんな製品でも内蔵しているものを一通り備えている。日常的に音声通話とSMSをメインに使うなら十分実用的なレベルだろう。なおディスプレイはタッチパネルではないが、中国語の漢字入力を行わないのであれば10キーからのアルファベット入力でも問題なさそうだ。

 またSIMロックのケータイしか持っていない場合でも、機内でこのE300を買えば飛行機を降りてからプリペイドSIMカードを買って装着して使うことができる。国際ローミングの通話費は結構高いので、年に数回でも海外へ行けばE300の代金はすぐに回収できるだろう。

  • 機内ではプリペイドSIMカードも売っていた

  • 次回の旅に備えてちゃんと充電して保管しておくことにしよう

 なお搭乗したブリティッシュエアーの機内では、このE300だけではなく、プリペイドSIMカードも販売されていた。つまり機内で端末本体と携帯電話回線の両方を購入することができちゃうわけなのね。目的地に着いたらその場から即座に使えるというわけでこれまた便利だ。

 今回のE300はこれといって目立つ製品ではない。だがトンデモケータイもちゃんとした製品を作れば機内販売のようなメジャーデビューを果たすこともできるというよい見本ではないだろうか。トンデモ系のメーカーも、今じゃインドや南米など新興市場向けに年間数千万台を販売する超大手企業も現れている。キワモノだけではなく、低価格できちんとしたトンデモケータイってのもこれからどんどん増えていくだろう。

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