大塚商会と日立製作所、日本オラクルの3社は4月25日、ビジネスインテリジェンス(BI)とデータウェアハウス(DWH)の導入と運用を迅速、かつ低コストで実現できるという中堅企業向けアプライアンス「Oracle BI/DWH Pack」の提供を4月26日から提供すると発表した。
Oracle BI/DWH Packは、日立のハードウェアとオラクルのソフトウェアを大塚商会のノウハウで組み合わせてシステム構築して、保守サービスとあわせて大塚商会が提供する。主に年商100億円以上の中堅企業向けに販売する。製造業での幅広い部品や製品の生産、在庫や売り上げの各拠点別情報、小売業での多種多量の商品の販売や仕入れ、顧客の各店舗別情報を統合管理して、分析する基盤として最適としている。
ハードウェアは日立のIAサーバ「HA8000」シリーズとミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Moduler Storage 2100」を採用。ソフトウェアはオラクルのデータベースソフトウェア「Oracle Database 11g Enterprise Edition」とBIソフトウェア「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」、Oracle Database 11gのインメモリ技術「In-Memory Parallel Execution」やデータ圧縮技術「Advanced Compression」、パーティショニング技術を活用することで、データ処理の高速化を実現しているという。
Oracle BI/DWH Packは50ユーザー以上のスタンダードモデルと100ユーザー以上のハイグレードモデルの2つ。税別価格はスタンダードモデルが3990万円から、ハイグレードモデルが8600万円から。
今回のOracle BI/DWH Packでは、大塚商会と日立が日立社内に共同で開設した「BI/DWH検証センター」で、システム性能や信頼性などを含めて、BIとDWHの用途に最適なハードウェア構成の事前検証を3社共同で行っている。ユーザー企業の導入時の個別検証作業が不要となり、導入や構築にかかる時間や初期コストを削減できると説明している。
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