NEC、バックアップ機能を強化したDWHアプライアンス

 NECは4月22日、データウェアハウス(DWH)アプライアンス「InfoFrame DWH Appliance」の新製品として、データバックアップ機能を搭載した「高速バックアップモデル」の販売を開始した。

 これは、2010年2月に発表されたネティーザとの共同開発に基づくもの。日本市場において特に要望が多いデータバックアップ機能を実現するために、従来製品をベースにNECが独自に機能を強化しているという。

 新製品はバックアップ用ストレージおよびバックアップ管理サーバを内蔵したDWHアプライアンスであり、最大3世代分のデータバックアップに対応する。ユーザーは、バックアップ用に外部ストレージなどを用意する必要がないため、機器調達コストや運用コストを削減することが可能なほか、外部ストレージを使う場合と比較して、機器設置面積を半分に抑えられるとしている。

 バックアップ容量が10テラバイトの「ZA25B」(4月末出荷開始)と、20テラバイトの「ZA50B」(受注生産)の2モデルが用意されている。内蔵のバックアップ用ストレージは、高速データ転送が可能な専用ケーブル(ファイバチャネル)で接続されており、LANケーブルで接続する外部ストレージと比べて、バックアップにかかる時間を約8割削減できるという。

 希望小売価格(税別)は、ZA25Bが6500万円。ZA50Bが1億2000万円。NECでは、新製品について今後3年間で合計100システムの販売を見込む。

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