パナソニックは、ケーブル接続することなく、置くだけで充電ができる「無接点充電パッド」と対応関連製品を「Charge Pad(チャージパッド)」シリーズとして発売する。国際標準規格「Qi(チー)」に対応している。発売は6月24日。価格はオープンになる。
Charge Padシリーズとして発売されるのは、無接点充電パッド「QE-TM101」、USB対応モバイル電源パック「QE-PL201(最大1.5アンペア)」「QE-PL101(最大1アンペア)」、単3・単4形ニッケル水素電池専用充電機能付キャリングケース「QE-CV201」の4製品になる。
無接点充電パッドには独自のムービングコイル方式の送電コイルを内蔵。充電する機器側の受電コイルを自動的に検出し充電を開始するという仕組みだ。これによりエリア内のどの位置に充電する機器を置いても、最適な充電ができるフリーポジショニング充電を実現したとしている。
充電パッドのサイズは高さ20mm×横170mm×縦146mm。予約充電機能により、2台の機器を置いた場合には順次自動的に充電されるという。店頭想定価格は5000円前後になる。
USB対応モバイル電源パックは、Qi規格対応の電源パックだ。USB端子を備え、携帯電話やスマートフォン、携帯ゲーム機などに給電できる。無接点充電、ACコンセント充電、USB充電と3種類の充電に対応。充電時間は、無接点充電パッドで約7時間(QE-PL101は約5時間)、ACコンセントで約7時間(同約3.5時間)、USBで約14時間(同約7時間)かかるとしている。店頭想定価格はQE-PL201が5500円前後、QE-PL101が4000円前後になる。
単3・単4形ニッケル水素電池専用充電機能付キャリングケースは、単3形充電池「EVOLTA」を2本同梱したもの。ケースに入れたまま充電パッドに置けば、充電が可能だ。ケースには充電中、充電完了などを示すランプが装備されている。充電時間は単3形のEVOLTA2本で3時間程度とのことだ。店頭想定価格は2000円前後になる。
Qi規格とは無接点充電の国際標準規格化団体であるWireless Power Consortium(WPC)が認定した、無接点充電の低消費電力向け標準規格だ。4月現在で82団体が加盟しており、Qi規格対応の機器同士であれば相互利用が可能。すでに、日立マクセルが対応のiPhone 4用ワイヤレス充電システムを発表 している。
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