業界団体Wireless Power Consortium(WPC)が、モバイル機器向けワイヤレス給電の標準規格策定作業を完了した。製品向けの世界共通給電規格の実現に向け、1歩近づいた格好だ。
WPCは米国時間7月23日、磁気誘導技術をベースとした低消費電力向け標準規格「Qi」について、3つの主要分野における仕様で合意に達したことを明らかにした。3分野の1つはインターフェース定義で、トランスミッターとレシーバー間の電力伝送に関する概要を示す。あとの2つは、パフォーマンス要件と規格準拠のためのテスト手順だ。
インターフェース定義の仕様は、すでにWPCのメンバーにリリースされており、一般向け公開は、8月30日の予定だ。WPCによると、残りの標準規格に関する情報は、WPCメンバーのみに公開される予定だという。今回の発表を受けて、メンバーのメーカー各社はQiベースの機器開発に取り組むことができるようになる。ただし、個々のハードウェアについての認証は受ける必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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