ソニーの「Next Generation Portable」(NGP)の発売を心待ちにしている人々には今週、悪い知らせがあった。Sony Computer Entertainment AmericaのプレジデントJack Tretton氏がBloombergに対し、日本における地震と津波によるサプライチェーンの混乱が原因で、NGPの発売が一部の地域で遅れる可能性があると述べていた。
しかし現在、ソニーはTretton氏のコメントを撤回している。Dow Jonesが(Wall Street Journalを通して)、今回の大震災(とその後の原発危機)はソニーの当初のNGP発売計画に影響しないとのソニー広報担当者の発言を伝えた。
この広報担当者は「現時点では、地震による発売計画への影響はみられない」と述べた後、引き続き状況を注視していくと断りを入れている。Bloombergの報道については、「誤り」だと断言した。
とはいえ、この広報担当者は、NGPが2011年中にすべての地域では発売されない可能性があることを認めた。同広報担当者は、ソニーが1月27日に東京で開催の特別イベントでNGPを発表したとき、日本、北米、欧州で同時に発売するとは一言も言わなかった、とDow Jonesに述べている。現在の計画では2011年末から段階的にNGPを発売していくという。ソニーの現行の携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」(PSP)は、2004年後半に日本で発売された後、2005年3月に米国、2005年9月に欧州で発売された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス