Googleは、自社のウェブ動画技術「WebM」を非対応ブラウザでも利用できるようにする取り組みとして、WebM動画を再生するための「Internet Explorer 9」(IE9)用プラグインをリリースした。
今回の動きは、ウェブに動画を組み込む最良の方法をめぐる業界内の争いを終わらせるものではないが、Googleの推奨コーデックを支持する連合が、Googleの「Chrome」、Opera Softwareの「Opera」、Mozillaの「Firefox」という、WebMを現在サポートするブラウザ3製品のほかにもリーチできるようになることを意味する。Appleの「Safari」やMicrosoftの最新のIE9は、WebMと競合する動画コーデック「H.264」をサポートしている(ただしIE9を利用するには、「Windows 7」または「Windows Vista」のアップデート版が必要)。
「象は空飛ぶイルカに乗れないと言われていた。世界で最も普及しているブラウザの1つは、HTML5環境でWebM形式の動画を再生できないと言われていた。だが、それは間違っていた」と、GoogleはIE9向けWebMプラグインのダウンロードページで述べた。現段階のプラグインは、技術プレビュー版となっている。非公式のブログGoogle Operating Systemは米国時間3月14日、この新しいソフトウェアを取り上げていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス