「Microsoft Office」もクラウドで。ただし、今回の試みはGoogleによるものだ。
企業顧客をOfficeから「Google Apps」に誘い込もうというGoogleの最新の取り組みは、「Word」「Excel」「PowerPoint」向けプラグインの形で実現する。基本的にこのプラグイン「Google Cloud Connect for Microsoft Office」(下のスクリーンショット)は、Office形式のファイルを「Google Docs」に置かれたオンライン版のファイルと同期する。これによってユーザーは、ブラウザ、Officeアプリケーション、さらにはモバイル機器でも、常に最新版のファイルを確認できるようになる。
つまり、Word文書を複数のユーザー間で扱う際に、電子メールに添付する必要がなくなるということだ。メールに添付してやりとりしていると、どのファイルが最新なのか混乱しやすいが、この問題が解消することになる。また、あるユーザーが表計算ファイルで作業中に別の同僚が同じファイルで売り上げの数字を更新した場合も、それをリアルタイムで確認できるほか、PowerPointで作成された同僚のプレゼンテーションファイルに画像を埋め込むといったこともできる。
さらに魅力的なことに、Googleは90日間の「Appsperience」(アプリケーション体験)プログラムも立ち上げる。企業はこれを利用してGoogle Appsを正式導入前に使ってみることが可能だ。利用料金は従業員が50~500人の企業で7000ドル、500人を超える企業で1万5000ドルとなっており、これによってGoogle Appsの使用や補助ネットワークへのアクセスが可能になるほか、クラウドでの使用感をレガシーアプリケーションなどでの使用感と比較する新たな分析用ダッシュボードも利用できる。
◇「Google Cloud Connect for Microsoft Office」を使ってみた
OfficeファイルをGoogleドキュメントと自動同期--スマートフォンでも閲覧・編集
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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