Googleは、「Google Docs」プラットフォームを微調整し、ドキュメントを仲間と共有またはコラボレーションする方法をより容易に制御できるようにした。
Google Docsでは、ドキュメントを公開するか否かを、3つのオプションから選択して設定できるようになった。「Public on the Web」のオプションを設定すると、インターネット上のすべての人がそのドキュメントを探し出し、アクセスできる。公開された任意のウェブページ上でURLを公開すれば、そのドキュメント自体がGoogleやその他の検索エンジンによってインデックス化される。
「Anyone with a link」というオプションでは、そのハイパーリンクを知っている人だけがドキュメントにアクセス可能となる。ハイパーリンクは通常、電子メールで送付する。「Private」のオプションを設定すると、ドキュメントへのアクセスはユーザー自身と参照を許可された人だけに限定される。
デフォルトでは、作成されるドキュメントはすべて「Private」が設定され、作成者のみが参照および編集することができる。共有ドキュメントの属性を変更することによっても、他者に編集を許可するか、それとも参照のみを許可するかを制御することができる。
ドキュメントの共有状況は、Docsリストの中のドキュメントのタイトルの横に表示され、ドキュメント自体と共に参照できる。設定をクリックすると、誰がドキュメントにアクセス可能かが表示され、その設定を他のオプションに変更することができる。Docsリストの複数のドキュメントを選択し、それらの設定を一度に参照または変更することもできる。またドキュメントのURLをリセットして、誰にアクセスを許可するかという詳細な制御ができるようになった。
Googleは、クラウドベースのGoogle Docsおよび「Google Apps」を推進することにより、Microsoftの「Office」に代わる製品を企業および個人向けに提供しようとしている。同社以外にも数社の企業が、無償または低価格のOffice代替製品を、オンラインまたはオフラインで提供している。これに対抗してMicrosoftは最近、「Office Web Apps」という形で独自の無償オンラインツールをリリースした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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