フィンランドに拠点を置く世界最大の携帯電話メーカーNokiaは、主要なスマートフォン向けプラットフォームをMicrosoftの「Windows Phone 7」に乗り換える計画だが、今まで推進してきた「Symbian」も、まだ正式に終わりを迎えたわけではない。
Nokiaでシンガポール、マレーシア、ブルネイ地域を統括するゼネラルマネージャーのVlasta Berka氏は、シンガポールで現地時間2月23日に行われたスマートフォン「Nokia E7」の発表会で次のように述べた。「スマートフォン向けプラットフォームについて言えば、当社が方向転換するからといって、既存のプラットフォームが完全に廃止になるわけではない。われわれには依然として、ユーザー、開発者、ビジネスパートナー、顧客に対する義務がある」
Nokiaによると、世界には現在2億人のSymbianユーザーがいるという。同社は今後のSymbian搭載機器の販売について、約1億5000万台を見込んでいると述べた。
「Symbianは残る。Symbianはこれからも存続するが、今後近いうちに別の方向性に向かうというだけだ」とBerka氏は付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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