Streak 7は、ハイエンドタブレット端末に期待される機能のほとんどを備えている。背面には5メガピクセルのカメラ(フラッシュ付き)があり、写真や720pの動画を撮影できる。前面にもカメラ(およびマイク)があり、自分撮りやビデオチャットには十分な、1.3メガピクセルの性能を持っている。ビデオチャットソフトの「Qik」がプレインストールされており、T-Mobileのデータ通信で簡単にビデオチャットサービスを利用できるようになっているが、あまり利用するとデータ通信プランの上限を簡単に超えてしまうだろう。
他の基本機能には802.11b/gの無線LAN、GPS、Bluetoothによる音声およびデータ接続などがあるが、802.11nがあってもよかった。左側面には標準のヘッドホンジャックがあり、賢明なことにその位置は、デバイスを自然に持った場合の手の位置よりも上になっている。同様に、両側の上端にステレオスピーカーがついており、十分な音量が出るようになっているが、当然ながら音質はあまりよくない(ありがたいことに、イヤホンが同梱されている)。
Dell Streak 7の右側面には、ヒンジで開閉するようになっているカバーがあり、その内側にはSIMカードスロットとフルサイズのSDHCカード用メモリカード用の拡張スロットがあるため、16Gバイトの内蔵メモリを拡張することができる。われわれの経験では、Streakに使われている標準SDカードは、他のデバイスで使われることの多いmicroSDカードよりも入手しやすいし、言うまでもなく価格も手ごろだ。
SDカードスロットは使いやすさの点で評価できるのだが、底側の専用30ピンコネクタは、デバイスの充電と同期を煩わしいものにしており、Dellはこれを廃止すべきだった。Streak 7をコンピュータに接続すると、外付けUSBドライブとして認識される。メディアの同期と管理用に「DoubleTwist」というソフトウェアがプリロードされている。iPadと「iTunes」のようなプラグアンドプレイの優雅さはないが、近いところまで来ていると言っていいだろう。
もちろん、Streak 7の最大の特長は、T-Mobileの4G無線ネットワークに対応していることだ。4Gはまだ普及の初期段階にあるため、サービスエリアは地域によって大きく異なっており、このデバイスに飛びつく前に、T-Mobileの4Gサービスエリアマップを調べた方がいいだろう。われわれが使ってみたところ、4Gの通信速度のおかげで、YouTubeの動画読み込み速度も高速になり、切断の頻度も少なくなった。
DellとT-Mobileはアプリケーションの観点からもいくつか注目すべきものを提供しており、これにはゲーム(「Asphalt 5」「Let's Golf」)、音楽ストリーミングサービス(「mSpot」「Slacker」)、電子書籍リーダー(「Kindle」「Zinio」)、動画ストリーミングアプリケーション(「Blockbuster」「T-Mobile TV」「YouTube」)が含まれる。Streak 7はまた、Android MarketやGoogleのモバイル用アプリケーション(「Latitude」「Google Maps」「Navigation」「Places」「Google Talk」)にも自由にアクセスできる。
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