ソニー、高倍率ズームのサイバーショット新製品--手ぶれ補正を強化

加納恵(編集部)2011年02月07日 16時47分

 ソニーは2月7日、デジタルカメラ「サイバーショット」シリーズに、高倍率ズームを備えた「DSC-HX9V」(HX9V)と「DSC-HX100V」(HX100V)を追加した。1620万画素の裏面照射型CMOSセンサ「Exmor R」を搭載する。

 両機種ともに撮影シーンを自動で認識する独自のオート撮影機能「プレミアムおまかせオート」を装備。夜景、逆光、マクロといったシーンと、三脚などの撮影コンディションを認識することで、高画質撮影をサポートする。さらに、複数の写真を重ね合わせて自然な階調で撮影ができる「逆光補正HDR」では、露出アンダーと露出オーバーの2枚に適正露出を加え、合計3枚の画像を重ね合わせられるように進化。見たままの自然な撮影ができるとしている。

 同様に動画でも、撮影シーンを自動で認識する高画質動画撮影を実現した。動画撮影中でも動く被写体にピントを合わせ続けられる「追尾フォーカス」機能を装備。従来の手ぶれ補正に回転軸方向の補正を加えた光学式手ぶれ補正「アクティブモード」を内蔵することで、歩きながらの撮影でも揺れをカバーできるとしている。

 動画撮影は、AVCHDフォーマットの1920×1080/60iに加え、独自フォーマットである1920×1080/60pの撮影にも対応。60iに比べ2倍の情報量で撮影できるため、動画から高画質な静止画を切り出せるという。

 HX9Vは、広角24mmから光学16倍ズームまでの撮影ができるGレンズを装備する。本体サイズは高さ59mm×幅104.8mm×奥行き33.9mmで、重量は約245g。3.0型の液晶を搭載する。ボディカラーはブラックとゴールドの2色を用意。3月11日から発売し、店頭想定価格は4万5000円前後になる。

  • 「DSC-HX9V」

  • 3.0型のTruBlack液晶を搭載する

 HX100Vは、広角27mmから光学30倍ズームの撮影ができるカールツァイスのバリオ・ゾナー T*レンズを採用した。ボディサイズは高さ86.6mm×幅121.6mm×奥行き93.1mmで、重量は約577gになる。発売は4月8日から。店頭想定価格は5万円前後になる。

  • 「DSC-HX100V」

  • 3.0型のTruBlack液晶はマルチアングル式

 いずれも、3D撮影が可能で、スイングパノラマ技術を応用した「3Dスイングパノラマ」機能と、シャッターボタンを1回押すだけで3D写真が撮影できる「3D静止画」機能に対応する。

 記録メディアはメモリースティック デュオ/PROデュオ/PRO-HGデュオ、SD/SDHC/SDXCカード。画像転送が可能な「TransferJet」を内蔵する。

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