パナソニックは2月2日、2011年3月期第3四半期(2010年4月〜12月)の連結決算を発表した。価格競争の激化や円高などマイナス要因はあったものの、材料費を中心としたコストカットなどにより利益を確保したという。
売上高は前年同期比27%増の6兆6534億円、営業利益は同104%増の2643億円、当期純利益は同146億円の損失から1147億円の黒字となった。
セグメント別では、デジタルAVCネットワークで、売上高が前年と同様の2兆5854億円、営業利益が同91%増の1012億円となった。携帯電話やデジタルカメラなどの売上は減少したものの、Blu-ray Discレコーダー、薄型テレビの売り上げが増加したという。
またエアコン、冷蔵庫などが好調だったアプライアンスでは、売上高が同8%増の9742億円、営業利益が41%増の819億円となった。
いずれのセグメントでも、材料費の見直しや固定費削減などに取り組んでおり、営業利益の良化に大きく貢献したとしている。
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