パナソニック デジタルAVCマーケティング本部は1月27日、「レッツノート」2011年春モデルを2月10日より順次発売すると発表した。
新たなシリーズとして、15.6型フルHD液晶(1920×1080ドット)を搭載したA4ノートPC「B10シリーズ」をラインアップした。重さは約1.88kgで、従来のA4ノートPCの平均よりも約1kg軽いという。駆動時間は約6時間で、1時間で約80%の充電ができる「急速充電」に対応する。15.6型のフルHD液晶と光学式ドライブを搭載したノートPCとしては、世界最軽量、最長駆動のPCとしている。
CPUには、最新のインテル Core i5 vProプロセッサを搭載し、従来の14.1型ノートPC「CF-Y8」と比較したベンチマークテストでは、トータルで約2倍の高速化を実現したとしている。
天板のデザインには、これまでのレッツノートらしさを継承した、ストライプボンネットを採用。円形ホイールパッドには、新開発の「ツインクリックボタン」を搭載しており、ホイールの上下に右クリックと左クリックを設置したほか、キーボードには、画面解像度を切り替えられる「ユーティリティボタン」が搭載された。キーピッチは縦横19mmで、ストロークは約3mm。
独自の機能として、画面を分割してウインドウの領域を決められる「画面分割ユーティリティ」を搭載。10の分割パターンから選ぶことができる。フルHD液晶とHD液晶の作業効率の差を調べたところ、フルHD液晶では約31%の効率アップができたとしている。CF-B10の発売は3月11日を予定しており、市場想定価格は17万5000円前後。
パナソニックによれば、A4ノートユーザーの約4割がモバイルで使用しているという調査結果が得られたという。これは、外出だけでなく、オフィス内や家庭内での移動も含めたもの。ユーザーからは、満足点として大画面で高解像度であること、不満点として、重い、駆動時間が短いといった声が上がったことから、軽量で大画面、高解像度なモバイルPCを商品化することにしたと経緯を話した。
このほかにも、CPUや長時間駆動など基本性能を向上させた「F10シリーズ」(20万円前後)、「S10シリーズ」(19万円前後)、「N10シリーズ」(20万円前後)、「J10シリーズ」(12万円前後〜18万円前後)が発表された。発売は、F10シリーズとJ10シリーズが2月10日、S10シリーズとN10シリーズが2月20日を予定している。店頭モデルのほかに、直販サイト「マイレッツ倶楽部」ではインテル Core i7などより高性能なスペックを選択可能だ。
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