Googleが、「Android」オペレーティングシステム向けモバイルアプリケーションの開発に携わる社内開発者を募集していると報じられている。Googleは、Appleの「iOS」と同OSを搭載する人気デバイスに対抗しようと奮闘を続けているところだ。
The Wall Street Journal(WSJ)が匿名の情報筋の話として伝えたところによると、Googleの製品管理担当ディレクターを務めるBenjamin Ling氏の指揮下で、ソフトウェアエンジニア、ユーザーインターフェースの専門家、および製品マネージャーを採用する取り組みが進んでいるという。
さらには、社内で異動し、このアプリケーションプロジェクトに参加する既存従業員も出ているとWSJは報じている。この動きは今後、世界中のGoogleオフィスに広がり、「Angry Birds」のようなゲームから「foursquare」のようなチェックインアプリまで、あらゆるジャンルが対象となるようだ。WSJによると、開発されたアプリケーションはおそらく無料で提供され、広告を表示して収益を得るという。
共にシリコンバレーの競合であるGoogleとAppleは、モバイル市場における競争で激しさを増している。スマートフォン市場でGoogleはAppleに肉薄しており、またGoogleのタブレット向けOS「Android 3.0」(開発コード名:Honeycomb)を搭載するMotorolaの「XOOM」などのタブレット製品も、人気の高い「iPad」を相手に善戦するのではないかと予測する向きもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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