Microsoftは米国時間1月27日、ウォール街の予測を上回る第2四半期決算(2010年12月31日締め)を発表した。
同四半期における売上高は199億5000万ドル、純利益は66億3000万ドル、1株あたり利益は77セントであった。今週におけるアナリスト予測では、1株あたり利益は69セントで、売上高は192億ドルとなっていた。
Microsoftの前年同期の売上高は190億ドル、1株あたり利益は74セントであったが、これには、同社「Windows 7」クーポンプログラムによってその前の四半期から繰り越された売上高17億ドルが含まれていた。その繰越分を除いた前年同期と比較すると、第2四半期の売上高は15%増、利益は28%増であったとMicrosoftは述べた。
第2四半期に最も好調だったのはMicrosoftのEntertainment & Devices Divisionで、「Kinect」と「Xbox 360」ゲーム機の爆発的な売り上げに支えられて、55%増を達成した。加入者数が前年同期比で30%増加した「Xbox Live」と、「Xbox」ゲームの堅調な売り上げも、同部門の業績に貢献したとMicrosoftは考えている。
Microsoftの最高財務責任者(CFO)を務めるPeter Klein氏は声明で、「Kinectの発売を含む、われわれのクリスマスシーズン向け製品ラインアップに対する消費者の反応を非常にうれしく思っている。Kinectセンサーは、われわれの予測をはるかに上回り、わずか60日間で800万台を売り上げた」と述べた。
Microsoftのビジネス部門も、前年同期比24%増と高い2桁成長を示した。Microsoftは、この成功の一因として、「Office 2010」を挙げている。Office 2010は、同消費者向けソフトウェアスイートにおいて最速の売れ行きを示しているバージョンだという。また同部門は、複数年ライセンスの売上高で9%増、「SharePoint」「Lync」「Dynamics CRM」製品の売上高で2桁増を達成している。
PC販売については、販売台数の減速が最近報じられたことからアナリストや投資家らの関心が寄せられているが、Microsoftは、同四半期のOEM全体の売上高は2%増加したと述べた。これには、Windows 7による前年の繰越分の調整が含まれている。次の四半期についてMicrosoftは、「Windows」および「Windows Live」の売上高が、PC市場の成長に見合ったものになると予測していると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」