主要IT系メディアの代表5人が一堂に会し、企業のクラウドコンピューティング利用について意見を交わす討論が1月12日に行われた。発起人とモデレーターはITR。クラウド導入時に企業が直面する問題点やIT 戦略の今後のあり方について話し合われた。
ITR シニアアナリストの舘野 真人氏は冒頭、「クラウドは実用化に向かっていく中、まだ課題や不安が大きいのが現状。読者やユーザー企業の生の声を聞いているメディア各社の意見を通じ、ユーザー企業が求めるクラウドの姿について議論したい」と開催の趣旨を説明。討論はアンケートによるクラウド関連の数値データや、事前に募集した質問なども交え、2時間あまり続いた。
左から着席順に、
・朝日インタラクティブ CNET Japan編集長/別井 貴志
・アスキー・メディアワークス TECH.ASCII.jp編集長/大谷 イビサ氏
・ITR シニアアナリスト/舘野 真人氏
・アイティメディア ITインダストリー編集統括部長/浅井 英二氏
・インプレスビジネスメディア ITLeaders編集長/田口 潤氏
・日経BP コンピュータ・ネットワーク局ネット事業プロデューサー 兼 日経コンピュータ編集プロデューサー/星野 友彦氏
序盤でテーマとなったのは、企業のクラウド利用形態や課題、不安の背景といった現状だ。中盤では、ユーザーが求めるクラウドの要件や、グローバルな競争環境でクラウドをどう活用すべきか。さらに終盤の論点は、国内経済の今後に対する懸念に移った。 国内市場の成長が頭打ちである以上、企業は積極的な海外展開を避けて通れない―。こうした共通認識のもと、そこでクラウドコンピューティングをどう活用し、眼前の暗雲から脱却するか意見が出された。
<<討論会の詳細は、近日中にくわしい記事でお伝えする。>>
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