Googleが「Google Chrome」の新しい機能拡張「Keep My Opt-Outs」を発表した。Chromeでウェブ広告による追跡を避けやすくする。
Keep My Opt-Outsは、ユーザーがNetwork Advertising Initiative(NAI)やSelf-Regulatory Program for Online Behavioral Advertisingなどの広告業界によるオプトアウトプログラムに委ねる設定を1カ所に保存することで、これら設定の追跡をクッキーに依存しないものにする。今回の発表は、小さな流れを形成しつつある「Do Not Track(追跡拒否)」の動きに同意したものであり、Googleは、そのことについて、Keep My Opt-Outsを発表したブログ投稿で認めている。
GoogleのプロダクトマネージャーであるSean Harvey氏とRajas Moonka氏は、「『Do Not Track』メカニズムは、ブラウザの機能拡張のほうがベターだ。ブラウザの機能拡張は、参加しているすべての広告ネットワークからのパーソナライズド広告を、たった一度で簡単にオプトアウトでき、またその設定を恒久的に保存できる」と述べている。Keep My Opt-Outsはこちらからダウンロードできる。
Mozilla Foundationも米国時間1月23日に「Firefox」において、少なくともMozillaの考えに同意した企業が設置する広告については、追跡を避けられるようにする計画を発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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