メディアタブレットの電源ボタンは本体右上側面にある。普段はこの電源ボタンを1回だけ押して、電源を入れたり切ったりする。このときは、サスペンドモードになっており、次回電源ボタンを押したときには、すぐに起動して前回開いていた画面が表示される。
メディアタブレットの起動中に電源ボタンを長押しすれば、完全に電源を落としたり、無線LAN機能を切る機内モードに切り替えたりできるメニューが表示される。回りの状況に合わせて、素早く機能を選べるので便利だ。
その他のボタンには、本体の下部に、1つ前の画面に戻るためのバックキー、ページめくりなどに使うトラックボール、ホーム画面を表示するためのホームキーがある。複雑な操作を必要としないので、なんとなくボタンを押せば、どういう動作をするのかが分かる。
モバイルモデルにのみ搭載されているのが、トラックボールだ。端末下部の中央に配置されている。「タッチパネルなのに、なぜわざわざトラックボールが?」と最初は疑問に思ったが、電車の中などで片手で操作できる、という説明を読んで納得した。
トラックボールに親指があたるようにしてメディアタブレットを片手で持ち、トラックボールでページめくりを試みたところ、想像以上に快適だった。トラックボールなので、ボール部分を思い切り転がす必要があるのかと心配したが、実際には、ほとんど触れるだけで、サッとページがめくれた。これは気持ちがよい。もちろん、ホームモデルを片手で持つことはできないので、ホームモデルにはトラックボールは付いていない。
メディアタブレットには、あらかじめ、サンプル版の書籍や雑誌が入っているので、まずはこれらを開いて読んでみよう。画面上部に、「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」という項目があり、それぞれのメニューに直接タッチすれば、画面が切り替わる。
改めて言うまでもないが、タッチパネルは便利だ。特に、iPhoneやiPadといったタッチパネル式の端末に慣れてしまった身には、GALAPAGOSの液晶画面がタッチパネル式であることは嬉しい。iPhoneのように、画面上をなぞって(スワイプして)、画面を上下左右に送ったり、画面上で2本指を開いたり閉じたりするピンチ操作で、画面の拡大と縮小ができるのは、直感的で扱いやすい。
また、縦と横の位置も検知し、自動的に縦横を切り替えて表示する。雑誌などを見開きで読みたいときには、横に持つと読みやすい。
ただ、iPhoneやiPadと比べると、反応が若干鈍い。うまくできなかったのかと思って、同じ操作を何度か繰り返してしまい、まったく関係のない個所に画面が飛んだり、拡大しすぎたりしてしまった。このあたりは、アップデートなどで、もう少しスムーズな操作への改善を望みたいところだ。
無線LANや書籍の表示方法など、各種の設定は、ホーム画面の「ツール」から行う。メディアタブレットが届いたら、最初に、無線LANに接続できるようにしておきたい。
無線LANの設定を行う前は、本体右上にある無線LANのアンテナマークに、「?」マークが表示され、ネットワークにつながっていないことが分かる。無線LANの設定は、[ツール]→[各種設定]→[通信]→「無線LAN設定」で行う。接続可能な無線LANネットワークが一覧表示されるので、その中から目的のネットワークを選択して、パスワードを入力する。一度接続されれば、変更がない限り操作はしなくてよい。
もちろん、メディアタブレットでは文字も入力できる。文字が入力できる場面では、ソフトウェアキーボードが表示される。キーボードは、「10キーボード」と「QWERTY」キーボードのいずれかに切り替えて使う。また、手書き入力モードにもなるので、自分が使いやすい入力方法を選べばよい。
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