日本オラクルは1月11日、企業の経営管理高度化と情報基盤構築を実現するための提案力強化、およびパートナー間協業を促進するためのパートナー支援策として「Oracle EPM/BIパートナーコミッティ」を発足すると発表した。
同コミッティは、パートナー各社による企業の経営課題解決に向けた提案に必要なスキルやノウハウなど、EPMおよびBI製品に関する専門性を高め、EPM/BI市場における競争優位性を高める目的で発足するもの。これにより、オラクルの経営管理アプリケーション製品群「Oracle Hyperion Enterprise Performance Management」(EPM) とビジネスインテリジェンス(BI)製品群「Oracle Business Intelligence Suite」による経営管理システムの構築をパートナーが確実に行うことが可能になるとしている。また、パートナー間協業の促進による商機の開拓にも活用していくという。
コミッティの活動は、オラクルからの営業支援や技術支援、ビジネスの立上げ、各パートナー主体の取り組みやパートナー同士の協業により実施される。活動を通じてオラクルのEPM/BI製品のパートナーエコシステムを確立し、IFRSへの対応、グループ経営管理、事業計画基盤や全社的な情報活用基盤の整備などに向けたパートナーとの協業強化を目指す。
具体的には、予算計画、予実管理や業績予測が可能な事業計画アプリケーション「Oracle Hyperion Planning」をベースにしたパートナーの持つテンプレートの拡充とそれによる営業活動を支援するプログラムを実施するほか、連結管理アプリケーション「Oracle Hyperion Financial Management」をベースに、パートナーと日本オラクルの協業による、提案活動と導入支援、「Oracle Business Intelligence Suite」を活用した企業の全社的な情報可視化、活用基盤の構築などを行う。
また、コミッティメンバー限定で2カ月に1回、オラクルのEPM/BI製品の技術トレーニングを実施するほか、新製品の市場投入前にメンバーに対して、新製品のリリース前検証を展開するとしている。パートナー同士の協業支援としては、オラクルの多次元データベース「Essbase」および事業計画アプリケーション「Oracle Hyperion Planning」の導入経験をもつ技術者による技術情報交換会「Essbase Forum」の立ち上げ、EPM/BIの導入支援コンサルタント同士の連携と協業を支援するプログラムなどを展開する。1月11日現在、Oracle EPM/BIパートナーコミッティへの参画に同意しているパートナー企業は46社にのぼるという。
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