Googleは米国時間1月5日、「Android」OSの次期バージョン「Honeycomb」を紹介する動画を公開した。Honeycombは確かにタブレット向けOSだった。
Googleのエンジニアリング部門バイスプレジデントでAndroidを担当するAndy Rubin氏は、5日に動画の先行公開を終えたあと、ブログ記事の中でこの動画を正式に公開した。Rubin氏はAndroid 3.0について次のように述べている。
HoneycombはAndroidの次期バージョンで、大型スクリーンを備えたデバイス、特にタブレット向けに一から設計されたものだ。これまで長い時間をかけて、Honeycombのユーザー体験を洗練されたものに仕上げてきた。そして、真新しく、真にバーチャルでホログラフィックなユーザーインターフェースを開発した。Androidの既存機能の多くはHoneycombで真価を発揮するだろう。改良されたマルチタスクや、優美な通知機能、「Android Market」上の10万種類以上のアプリケーションへのアクセス、新しい3D体験によるホーム画面のカスタマイズ、再設計によってさらに充実しインタラクティブになったウィジェットなどだ。また、ウェブブラウザにもいくつかの強力なアップグレードを施している。タブブラウジングやフォームのオートフィル、「Google Chrome」のブックマークとの同期、プライベートブラウジングを実現する「incognito(匿名)」モードなどの機能だ。
HoneycombのインターフェースはやはりAndroidのものである。例えば、ウィジェットとアプリケーションアイコンと複数のホーム画面が表示される。しかし多くの場合、ウィジェットはより大きく、より詳細に表示される。同OSが動画の中で「全体的にタブレット向けに構築」されたと説明されていることを考えると、これは当然のことかもしれない。
ほかに動画の中で紹介されているのは、「YouTube」閲覧時に動画のサムネイルを並べて表示する新しい機能や、タブレット向けに最適化された「Gmail」アプリケーション、フルスクリーンでのGmail動画チャット、新しい3Dの「Google Maps」インターフェース、Google eBooks向けの電子書籍アプリケーション、そしてChromeに酷似したインターフェース内に表示される複数のタブなど「クラス最高のウェブブラウジング」だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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