Microsoftは米国時間1月6日、次バージョンのWindowsでNVIDIA、Qualcomm、Texas InstrumentsのARMベースシステムを含むSystem-on-a-Chip(SoC)アーキテクチャをサポートすることをConsumer Electronics Show(CES)で発表した。
Microsoftによると、x86アーキテクチャについては、IntelとAMDが「ネイティブx86アプリケーションに対するサポートを含めて、Windowsを完全にサポートする低消費電力SoCの開発を続ける」という。
Microsoftは、今回の発表をラスベガスで開催の2011 International CESで行った。同社は、さらに次のように声明で述べている。
Microsoftは、x86アーキテクチャ上で稼働するIntel、および、ARMアーキテクチャ上のNVIDIA、Qualcomm、Texas Instrumentsによる新しいSoCプラットホーム上で稼働する次バージョンWindowsをデモした。この技術デモンストレーションは、多様なケースにおけるWindowsクライアントサポートを含んでおり、例えば、ハードウェアアクセラレーションされたグラフィックス、メディア再生、最新版Microsoft Internet Explorerによるハードウェアアクセラレーションされたウェブブラウジング、USBデバイスサポート、印刷などの機能を含む広範囲なケースにおけるWindowsクライアントサポートなどが示された。
Windowsは、顧客が求める多様さと選択を届ける可能な限り幅広いデバイスに対する業界一のサポートを今後も継続する。IntelとAMDは、新たな低電力システムや、最近発表された第2世代Intel CoreプロセッサファミリやAMDのFusion APUなどの進化した新しいデザインなどに見られるx86の進展および改善を継続する。NVIDIA、Qualcomm、Texas Instrumentsは、ARMベースのデザインを初めて提供するため、Microsoftに加わる。
MicrosoftでWindows担当プレジデントを務めるSteven Sinofsky氏は、今回の記者会見は、単なるデモであり、新しいユーザーインターフェース、価格、スケジュールについて明らかにする予定はないと出席者に対して語った。同会見は、単なる「ハードコアなエンジニアリングワーク」を示すためのものと同氏は述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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