出だしは低調と報じられた「Windows Phone 7」搭載端末だが、Microsoftは米国時間12月21日、その発売後6週間の販売台数が150万台を超えたと述べた。しかし、この数字は、携帯事業者と小売業者に販売された台数であり、消費者に直接販売された台数とは必ずしも一致しないことに注意する必要がある。
Windows Phoneのビジネスおよびマーケティング担当バイスプレジデントを務めるAchim Berg氏は、この販売台数が同社の期待に沿うものだったかという問いに対し、「販売は順調に増加」しており、販売台数は同社の「期待どおり」であると述べた。
同氏は、同製品は競合製品とは種類が異なるため、販売台数を競合製品と比較してもしかたがないと述べたが、「Windows Phone 7」の販売実績は、他の第1世代プラットフォームと同程度であると付け加えた。
「われわれは、Windows Phone 7によって新しいプラットフォームを提供した。このような場合、何を提供しているのかについてパートナーや消費者の理解を得て、新製品に対する認知度や関心を高めるまでには時間がかかるものである。われわれは、現在の状況に満足しており、長期的な展望を抱いている。Windows Phone 7は単なる始まりにすぎない」とBerg氏は述べた。
Berg氏は、スマートフォン市場の競争が激しいことを認めたが、Microsoftにとって成功とは、短期的ではなく長期的に判断するものである。Microsoftは、複数回予定しているアップデートのうちの最初のアップデートを今後数カ月のうちにリリースする計画で、2011年には、米国のSprintやVerizonを含めて、世界中で通信事業者パートナーを追加する予定でもある。また、ポートフォリオを拡大し、さまざまな価格帯の端末を提供する予定もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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