友人の居場所を追跡するサービス「Google Latitude」が、「iOS」向けアプリケーションとしてついにリリースされた。Googleが同サービスを発表したのはおよそ2年前のことである。
Googleは、2009年2月に同サービスをローンチした際に、Latitudeアプリケーションを「iPhone」向けに「まもなく」提供すると約束した。しかし、Googleによると、Appleの「iPhoneのMapsアプリケーションとの混同を避けるため」という理由から、Latitudeアプリケーションをリリースするという当初の計画が阻まれ、Googleは代わりにウェブアプリケーション版をその数カ月後にリリースした。
Googleはまた、Appleによってネイティブ版「Google Voice」アプリケーションも却下されたため、同じくウェブアプリケーション版を作成した。こうした措置が引き金となって、AppleのApp Storeの承認ポリシーに対する米連邦通信委員会(FCC)の調査が開始され、かつては提携関係にあった両社の間の関係はさらに悪化した。
しかし、Appleは2010年9月、App Storeの規定を緩和して整備し、許可されるものと禁止されるものをより明確にし、Adobe Systemsの技術に対する門戸を再度開放した。Adobe Systemsの技術は、「Flash」ベースのアプリケーションをiOSのネイティブアプリケーションとして再構築するための基盤となっている。
iPhone向けのGoogle Voiceアプリケーションは11月にリリースされた。
無償で利用できるGoogle Latitudeアプリケーションは、27の言語で提供され、「iPhone 3GS」、「iPhone 4」、第3世代と第4世代の「iPod touch」、および「iPad」で動作する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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