YouTubeは、同社の要求に従ってくれるユーザーを優遇する方針だ。
YouTubeは米国時間12月9日のブログ投稿で、「『YouTube Community Guidelines』およびYouTubeの著作権に関する規定を順守してきた履歴」を持つ「特定のユーザー」を対象に、動画投稿における15分間という制限を撤廃したと発表した。過去に同社が定める規約に違反したことのあるユーザーは、今後も15分間に制限されるようだ。
YouTubeは、規約に従ってきたユーザーが投稿できる動画の長さを無制限にすると明確に述べているわけではないが、ユーザーがアップロードする動画が「オリジナルコンテンツである限り、長さに関係なく投稿できる」と明言し、こうしたユーザーには制限を設けないことを示唆している。
一部のユーザーに対し15分間の制限を撤廃する主な理由として、同社は「YouTube Video ID」と「YouTube Audio ID」サービスを挙げた。これは、著作権保持者以外のユーザーによってYouTubeに投稿された著作権付きのコンテンツを識別するサービスだ。
Video IDおよびAudio IDサービスは、著作権保持者に対して参考データをYouTubeに提供するよう求め、それを使用して投稿されたコンテンツと比較するという形で機能する。このサービスでは、こうした著作権保持者が権利を侵害される前に、どのように処理したいか決定することもできる。YouTubeのサイトによると、著作権保持者は違反コンテンツへの対応として、「利益を受け取るか、統計を取るか、またはYouTubeから完全に遮断するか」を選択できるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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