ソーシャルコンピューティング専門のラボとしてFuture Social Experiences(FUSE) Labsを1年前に立ち上げたばかりのMicrosoftだが、FUSE LabsのチームをMicrosoft Research部門に異動させている。
FUSE Labsは、チーフソフトウェアアーキテクトのRay Ozzie氏が立ち上げたラボだ。Ozzie氏は先にMicrosoftを辞めることを発表している。FUSE Labsを率いるのはゼネラルマネージャーのLili Cheng氏で、Cheng氏のMicrosoft ResearchクリエイティブシステムグループにOzzie氏の下で活動を進めていた2つのラボ(ワシントン州レドモンドのRich Media Labsとマサチューセッツ州ケンブリッジのStarup Labs)を合体させたものだ。
Cheng氏はFUSE LabsがMicrosoft Researchに移動することについて、11月16日にツイートしている。
FUSE Labsはこの1年の間、ソーシャルコンピューティングにフォーカスしたいくつかの取り組みをローンチさせた。この中には、Twitterビューアツール「Emporia」、ソーシャルネットワーク管理ツール「Spindex」、、「Bing Twitter」、それに「Office Web Apps」と「Facebook」のマッシュアップ「Microsoft Docs」などがある。
FUSEはまた、Adobe Systemsの「LightRoom」に対抗し、ソーシャルネットワーク機能を追加した「SmartFlow」(開発コード)も開発していた。SmartFlowについては、これまでのところテストビルドを含め一般に公開されているものはない。
FUSE Labsは今週、ブログと検索をミックスした「Montage」という新しいプロジェクトも開始させている。
FUSE LabsをMicrosoft Researchに動かす決定について、Microsoftに問い合わせている。返事があれば、ここで紹介したい。
アップデート:Microsoftの代表者によると「特に変更はない」という。以下が代表者のコメントだ。
「社内での取り組みを全速力で進めており、Montageなどのソーシャル、リアルタイム、リッチメディアを特徴とした新しいエクスペリエンスを作成するという約束を継続する。これらを通じて、ユーザーは自分の関心があることを中心に、創造、コネクト、コラボレーションできる。」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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