10月20日に発売された新型MacBook Air 11インチモデル。環境を整えてから仕事をし始めて約2週間ほどになる。どんなソフトを入れ、メインで使っているMacBook Proとはどんな使い分けをするようになったのか、そして仕事の場面でどのような変化があったのかを紹介したい。
新型MacBook Airは、iPhone、iPadでの経験をMacにフィードバックする、と言う非常にわかりやすいコンセプトの元に発表された。フラッシュストレージを使うこと、バッテリが長持ちすること、スリープ時の消費電力を最小限に抑えることなどは、特にiPadを使っていて非常に納得感が強いスペックを備えていると言える。
iPadは、家でどこにでも持ち運べるブラウザとして使う限りでは、5日に1回充電すれば十分だ。あるいはiPadで仕事に出かけて、1日外でメールや原稿を書いても、夜まできちんと電池が持って余りある。MacBook Airの場合、さすがに僕の使い方ではここまで長い時間バッテリは持続しないが、充電できる場所を探す頻度は圧倒的に少なくなっている。
まだまだバッテリは長持ちして欲しいし、もっと持続時間が延びると思うが、移動が多くストップ&ゴーが続くノマドワークでは、MacBook Airのスリープからの復帰の速さとバッテリが減らないメリットを非常に強く受ける事ができる。
もちろんWi-Fiも搭載されているため、今まで使ってきた公衆無線LANサービスで出先のネットアクセスも確保できる他、ポケットWi-Fiでどこでも無線環境を確保することもできる。これまでのノート型Macと同じ使い方ができ、軽さとバッテリという点で非常に軽快なモバイルワークを実現してくれるのだ。
今回発売日近辺に買ったMacユーザーの多くは「このMacを待っていた」と即買いしていた。iPadとは別の位置づけでMacBook Airに手を伸ばしているようだが、この点については次の原稿で触れたいと思う。
さて、皆さんは普段の情報収集をどのようにしているだろうか。多くの人もそうかも知れないが、僕はGoogleリーダーにニュースやブログのRSSを登録し、新着の記事を読むようにしている。SafariでGoogleリーダーにアクセスすると、キーボードの「J」で次の記事、「K」で前の記事というように、素早くキーボードで記事をめくることができて便利だ。おかげで1日1000件以上の記事をチェックできる。ちなみにiPhone、iPadではGoogleリーダーアプリ「Reeder」を使っており、未読やスターの情報はきちんと同期されるので便利だ。
詳しく読みたい記事やTumblrにクリップしたい記事はタイトルをCommand+クリックしてタブで開いておき、後から読んだりクリップしたりしている。このとき、メモリ4Gバイト、Core i7を搭載したMacBook Proでは、タブが15枚を超えてくるとだんだん動作がもっさりとしてきて、風車が回ってしまう場面が多々出てくる。これはメモリにキャッシュが貯まり、HDDでメモリ不足を補うスワップファイルが作成されてしまうからだ。
ところがMacBook Airで同じことをしてももっさりしたり風車に見舞われることはなかった。ブラウザを使っているだけではあるが、フラッシュメモリの恩恵がパフォーマンスを高めていることを実感した瞬間である。
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