Googleは、また新たなソーシャルサービスに挑戦している。今回は、ローカルな知識を取得し、おすすめのレストランや店舗などを紹介するためのツールである「Hotpot」を開発した。Googleは米国時間11月15日付けのブログ投稿で、Hotpotの初期バージョンを発表した。
製品マネージャーを務めるLior Ron氏は投稿で、「Hotpotによって、場所に対するローカルな検索結果がGoogleにおいて、よりパーソナルで関連性と信頼性の高いものになる」と述べた。同氏は同サービスを、「ユーザーとその友人によるローカルレコメンデーションエンジン」と呼んだ。
ソーシャルネットワークから、何か便利で商業的に有効なものを作り出そうとする多くの試みと同様に、Hotpotは、ユーザーのコネクションによるおすすめを、ユーザーへのアドバイスに変換することを目的にする。ユーザー自身のおすすめと警告は、ユーザーの友人が検索する際に、どの店舗を提示するかを決定するために使用される。もちろん逆に、ユーザーの検索にはその友人のおすすめ情報が使用される。
したがって、Hotpotがある程度の成功を収めるとすれば、ユーザーはまた新たに、自分のオンラインコネクションからの招待を受けることになってしまう。
しかし、Hotpotには優れた特長がある。つまり、いわゆるソリティアモードで実行することができるという点である。
Googleは、同サービスを介したユーザー自身のレビューにおける好き嫌いを参考にして、「Google Places」の店舗に対するより多くの評価を元に、おすすめを提示してくれる。つまり、同サービスでは、地域に詳しい自分の友人の意見を除外する場合でも、人間の意見に基づく回答を提供してくれる。
Hotpotは、収益の創出に非常に向いているということにも言及しておかなければならない。商業的取引に関連する可能性の高いものに対する検索語が得られるため、Googleの自動広告オークションシステムとの組み合わせに適している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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