「人々はかつて、パレット、正確に言うと物理的なパレットを使って色を調合していた。われわれは、それと同種の体験をタブレット環境にもたらすことが可能かどうか検証している。現在取り組んでいるのは、モバイルデバイスをネットワーク上のPCに接続して、各デバイスが連携できるようにすることだ」(Lynch氏)
タブレットとスマートフォン分野への進出は、PC時代に深く根ざしたソフトウェア企業であるAdobeを現代化するために行われている施策の1つだ。Adobeが新時代を迎えようとしていることを示す兆候には、次のようなものがある。
これらの取り組みの多くは、まだ経済的な価値を証明できていない。ただし、PhotoshopとほかのAdobe Creative Suiteアプリケーションはドル箱製品である。そして、それを新時代のコンピューティングデバイスに拡張することは理にかなっている。カンファレンスで披露されたモックアップは、Lynch氏が行ったデモの先にあるアイデアを示していた。
Photoshopをデュアルモニタで使用する専門家は多い。1つは編集中の画像用で、もう1つは豊富な機能を備えたコントロールパネル用だ。Adobeの設計で示されているように、Photoshopのコンパニオンアプリケーションは無線ネットワーク接続を通してメインのPhotoshopアプリケーションに接続されるものであり、従来とは違う種類の拡張になる。
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