【レビュー】テレビとYouTubeを組み合わせて「動画版ジュークボックス」を実現するメディアプレーヤー「RockTube」 - (page 3)

LAN上の共有フォルダ内にあるデータ再生にも対応

  • システム設定画面では壁紙、ネットワーク、フォーマットなどが設定できる

 RockTubeはYouTube動画はもちろんのこと、ネットワーク上の共有フォルダ内にある動画や写真、音楽などのマルチメディアデータの再生にも対応する。DLNAこそサポートしていないが、通常のWindowsの共有ファイルをリモートで再生できるので、これまで撮りためた動画データや写真データがPCのHDD上に大量にあるという場合、本製品を使ってリビングで視聴できてしまう。対応フォーマットは、例えば動画であればWMV9、MPEG2、MPEG-4、H.264など幅広い。詳しくは同社の製品ウェブサイトを参照されたい。

 ひとつ注意したいのは、ビデオキャッシュ機能だ。これはYouTubeの動画をいったんローカルにダウンロードすることで、通信のパフォーマンスが悪い環境でもスムーズな再生を可能にしてくれる機能で、メーカーの製品ページでもこの機能を大きくアピールしているのだが、うっかり違法アップロードされた動画をダウンロードしてしまわないとも限らない。便利な機能ではあるものの、なるべく使わないのが賢明だろう。

 実売価格は9800円。1万円を切る価格でこれだけ楽しめる製品は、PC・AV関連機器のジャンルでは、最近ではかなり少ないと感じる。ノンサポートの製品ということで敷居は高く感じるが、決して製品の品質水準が低いが故のノンサポートではなく、完成度はかなり高い。メーカーサイトにはサポート掲示板も用意されているので、なにかあればそこで質問できるという安心感もある。YouTubeのヘビーユーザー、またネットの動画視聴が日々欠かせないという人におすすめの製品だ。

  • ビデオ設定画面ではHDMI出力設定(D1〜D5)などができる。通常はデフォルト(自動)のままで問題ない

  • ファームウェアの更新は、USBメモリからイメージデータを読み込む

  • ネットワーク上の共有フォルダ内に保管されているマルチメディアデータを再生可能。DLNAなどをオンにする必要はない

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