「Google Maps」と「Google Wave」を手がけたリードエンジニアの1人がGoogleを去り、Facebookでの「非常に魅力的な」活動の中に飛び込んだ。
Lars Rasmussen氏は米国時間10月29日、Googleでの6年間のキャリアに別れを告げた。休暇を取った後、12月からFacebookでの勤務を開始する予定だ。オーストラリアのシドニーに拠点を置く著名なソフトウェア開発者である同氏はSydney Morning Heraldとのインタビューの中で、Googleを去った理由を説明した。
「Facebookは10年に1度しか出てこないような企業だと感じている。Facebookが既に世界を変えたことは明白だが、同社にはまだまだやれることがあるように思える。自分がいるべき場所はFacebookだと考えている」。Rasmussen氏はHeraldに対しこのように述べた。
FacebookとGoogleの規模の違いも転職を決めた理由だったという。Rasmussen氏はGoogleの従業員数2万5000人と、Facebookの従業員数2000人を比較して、Googleはその規模の大きさのために非効率的になってきていると同紙に話した。また、規模の小さいFacebookの方がさまざまなことを実行しやすいと感じていると語った。
またRasmussen氏は、「Facebookのエネルギーは実に素晴らしいものだ。それとは逆に、Googleのような規模の企業で働くのは非常に困難なことがある」とMorning Heraldの記事で話している。
Facebookのオファーは、給与面だけでも断れないほどの好条件であり、「給与と職務内容の両面ではるかに魅力的だった」としている。
Facebookの共同創設者であるMark Zuckerberg氏から「直々に魅力的な勧誘」を受けたというRasmussen氏は、自身の新しい職務内容を、「われわれとしばらく一緒に過ごしてみて、何が起きるのかを見てみよう」と定義し、それを「非常に胸が躍ること」と評した。
Facebookの広報担当者はこのニュースを確認し、米CNETに以下の声明を送付した。
「Lars RasmussenがFacebookの一員になったのは事実だ。Larsには、人々に愛される優雅で強力な製品を作る才能がある。LarsがFacebookの世界レベルのエンジニアリングチームに加わって、人々がオンラインで繋がって交流する仕組みを向上させる、革新的なテクノロジの設計に寄与してくれることを楽しみにしている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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