米特許商標庁は、Appleが出願した「消費者向け電子製品用窒化ステンレス鋼」の文書を公開した。これはステンレス鋼の表面を窒化物の層で覆い、傷を防ぐためのものだ。
公開された文書には「窒化物の層によって、丈夫で硬い表面を作ることができ、傷と衝撃への耐性が得られるとともに、ステンレス鋼の自然な色合いや質感がユーザーの目に見えるようになる。この色や質感によって消費者向け電子製品の見た目の美しさも増し、ユーザーエクスペリエンスの向上につながる」とある。
Appleといえば、2005年に「iPod nano」の画面に傷が付きやすいという問題をめぐり集団訴訟を起こされている。その後、同社は携帯端末の素材を変えてきたが、Appleは2010年8月にLiquidmetal Technologiesを買収し、チタニウムの2倍の強度を持ちながらプラスチックのように成形できる新しい物質に関する技術を手に入れていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス