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5年後に目を向けて--企業にも個人にも厳しい時代に何をすべきか

文:John McKee(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子2010年11月02日 08時00分
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 世界的な経済情勢を考慮した場合、今後数年間は優良企業ですら倒産の憂き目に遭ったり、キャリアの充実に熱心な人であっても失職するような事例が増えてくることになるだろう。しかし、最高の人材は既に将来に備えて手を打ちつつある。そこで本記事では、今後の状況に関する重要な予測と、お勧めの方策をいくつか紹介する。

 筆者は最近、ビジネスライフコーチとしてフロリダ州オーランドの企業で仕事をしていた。この企業は既存の顧客サービスレベルを劇的に向上させるという決断を下したところであり、そのための改革によって全体的な顧客満足度も向上させたいと考えていた。

 この企業は、何度もJ.D. Power Associates Awardを受賞している。このため、現在の経済情勢を考慮したうえで「現状維持」という道を選択し、今以上のことは何も行わないという決断を下しても驚くにはあたらない。何といっても、「ビジネスが困難な状況にある」わけであり、さまざまな業界における多くのリーダーも、不透明な将来に投資するよりも資金を留保しておいた方が賢明だという判断を下しているのである。

 しかし、上述した筆者の顧客企業のリーダーたちは賢明なことに、こういった(明らかに短期的な視野に立った)アプローチを選択しなかった。彼らは、自社が業界におけるリーダーとしての地位を長期的に維持していくためには、品質向上に向けた取り組みを企業文化として根付かせることがより重要になってくると見抜いていたのだった。

 筆者は彼らとともに3日間に渡って、現在の業績を検証し、今後の見通しと競合企業の動きを予測した。その結果、彼らの財務上の体力はかなり強いものであることが判明した--昨今の経済情勢が厳しいなかにも、優れた業績を着実に積み重ねていたのだ。このため筆者は、改善に躊躇することのないリーダーたちの意気込みにことさら感心したというわけだ。

 彼らとのミーティング中、長期的な景気動向について何度か意見を求められた。上層部は、筆者がさまざまな国に顧客を抱えているということを知っていたため、今後の方向性を決定するうえで役立つことは何でも吸収したいと考えていたのだった。

 以下に、彼らに話した2つのことを紹介する。5年後に目を向けた場合、これらは個人的にも、また仕事の上でも役立てることができるはずだ。

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