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マイクロソフト、「Trident」をオープンソース団体に寄贈

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子2010年10月27日 13時01分
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 このところ自社開発プロジェクトをオープンソースのOutercurve Foundationに寄贈する例が増えているMicrosoftだが、新たに「Project Trident」をOutercurveに移管することになった。

 Project TridentはMicrosoft Researchが「Scientific Workflow Workbench(科学的なワークフロー・ワークベンチ)」として進めてきたプロジェクトだ。米国時間10月26日、OutercurveはMicrosoft Researchより寄贈を受けたことを発表した。同プロジェクトには、Microsoft社外の人も貢献している(プロジェクトに参加しているスタッフは今後も、Outercurveではなく、Microsoftなどそれぞれの所属のままだ)。

 TridentはMicrosoftの「Windows Workflow Foundation」をベースとしており、科学者に、ワークフローの作成、管理、共有ができるグラフィカルなツールを提供する。

 Outercurve(旧名称はCodePlex Foundation)は、新しいプロジェクトカテゴリ「Research Accelerators Gallery」を開設したばかりで、Tridentは同ギャラリー下に置かれる最初のプロジェクトとなる。TridentはApache 2.0ライセンスの下で公開される予定だ。

 OutercurveとMicrosoftが関連するこのほかのニュースとしては、コンテンツ管理システム(CMS)「Orchard」チームによる新しいマイルストーンのリリースがある。OrchardはMicrosoftが構築し、Outercurveでホスティングされているプロジェクトだ。

 ASP.NetベースのCMSであるOrchardは現在、バージョン0.8となった。最新版の機能としては、ASP.Net MVCの新しい「Razor」のシンタックスをベースとしたテーマエンジン、ウィジェットのサポートなどがある。

 Orchardは2010年内にバージョン1.0をリリースする予定という。Outercurveのブログ記事では以下のように記している。

 「残っている作業としては、性能などの土台機能のサポート、管理パネルにおける使い勝手の改善、アーリーアダプターから得られたフィードバックに基づく開発者/デザイナー向けAPIの改良、コンテンツの作成と管理向けの追加機能(コンテンツアイテムリストのフロントエンドへのマッピングのサポート、ローカライズ機能の改善など)などがある」

 Microsoftはここ1年、開発者にフォーカスした取り組みをOutercurveやオープンソースコミュニティに移している。次にどのMicrosoftのプロジェクトがOutercurveに移るのか、注目される。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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