Microsoftは、同社の2011年度第1四半期決算を米国時間10月28日に発表する。また28日と29日にはProfessional Developers Conference(PDC)を、初めてレドモンドで開催する予定である。しかし(まだ火曜日だというのに)、この数日間でMicrosoftに関連するいくつかの出来事があった。
「Office 2011 for Mac」発売:Microsoftは10月26日、Mac OS Xユーザー向けの新しいOfficeであるOffice 2011の小売店での販売を米国で開始した。Office 2011の製造工程向けリリース(RTM)版は9月10日にリリースされている。Office 2011は、「Office for Mac Home & Student 2011」「Office for Mac Home & Business 2011」「Office for Mac Academic 2011」という3種類のSKU、つまりバージョンで提供される。価格はSKUとインストール可能台数によって異なり、99〜279ドルとなっている。
Mac Office 2011では、「Entourage」の代わりに「Outlook」が同梱され、また、「Visual Basic for Applications」のサポートが復活した。Mac Office 2011は、最近のWindows版のOfficeと同様の「リボン」ユーザーインターフェースを搭載し、32ビット版のみが提供される。同スイートには、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」のウェブ版である「Office Web Apps」とのクライアント内統合が含まれる。Microsoft関係者らによると、この新スイートは、Office for Macのこれまでのバージョンよりも起動、スクロール、演算も高速になっているという。
正式版間近である「Windows 7 Service Pack(SP)1」リリース候補(RC)版の公開:Microsoftは10月26日、Windows 7/Windows Server 2008 R2 SP1のRC版の正式バージョンをテスター向けにリリースした。Microsoft関係者らは今でも、SP1の正式版は2011年第1四半期にリリース予定だと述べている(この数日間に、SP1 RC版の非公式ビルドがリークしていた)。SP1の正式版には、修正のロールアップとセキュリティアップデートが主に含まれる(サーバ版には、これに加えて新しい仮想化機能がいくつか追加される)。
MSDN会員向けに新しい「Windows Azure」利用特典を提供:Microsoftの幹部らは先週末、今週開催されるPDC 2010においてWindows Azureの価格に関する何らかの知らせがあることを示唆していた(Amazonがつい最近発表した無料特典の提供に対抗することを目的としている)。Microsoftは26日、Azureのサブスクリプションに関する情報を少し明らかにした。 Microsoft Developer Network(MSDN)会員向けのAzureの初回限定特典の期間が8カ月から16カ月に延長されているが、Microsoftのウェブサイトに掲載された以下の表によると、その他にもMSDN会員向けの新しいAzure利用特典が11月から提供開始される予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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