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60%が「オフィスにいなくても生産的に業務ができる」--シスコのグローバル調査 - (page 2)

富永恭子(ロビンソン)2010年10月26日 19時13分
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 これらのニーズがある中でCiscoでは、従業員の最大の関心事はセキュリティだとしている。ITプロフェッショナルの45%が、ボーダレス化の進んだモバイルワークフォースをサポートできるだけのポリシーとテクノロジの知識を持ち合わせていないと回答。また、ITプロフェッショナルの回答者の多くが、より分散した労働力を実現する上で障害になっていると感じているものとして、セキュリティ(57%)、予算(34%)、スタッフのノウハウ(17%)を挙げている。特にインドではこのような考え方が従業員の間に広く浸透しており、58%の従業員が「ITが柔軟なワークスタイルの障害になっている」と感じているという。

 一方、従業員の19%が、見知らぬ人が公の場で自分のコンピュータ画面を見ているのに気付いたことがあると回答。一方で、別の19%の従業員は、周囲を気にしようと思ったことはないと答えている。また、17%が公の場にデバイスを放置したことがあると回答。58%が、会社のデバイスを従業員でない人に監視なしで使わせたことがあると答えているという。さらに、ITプロフェッショナルの26%が、過去12カ月に従業員に支給したデバイスのうち4分の1が紛失または盗難にあったと答えている。

 これらの結果からCiscoでは、労働力の分散が進む中で、データ損失の危険性が高まっていると分析。また、労働力のモバイル化に伴い、セキュリティやリスク管理の懸念も高まっており、会社のポリシーやエンドユーザー教育の改善、従業員とIT部門の関係の強化および信頼性の構築が重要であることが判明したとしている。Ciscoは、ITがどれだけうまくこの関係を仲介することができるかが、会社の成長、生産性、競争力、さらにはリスク管理に影響を与えると解説している。

 Cisco Systems ボーダレスネットワーク担当バイスプレジデントのMarie Hattar氏は「全世界の従業員がワークスタイルのモバイル化と柔軟性の向上を強く望んでおり、給与と同じくらい重要視していることが見えてきた。また、組織が競争力をつけ、従業員の満足度を高めるには、ボーダレスなITインフラストラクチャが不可欠であることも明らかだ」と説明している。また、Cisco Systems インターネットビジネスソリューションズグループ チーフテクノロジストのDave Evans氏は「従業員のモビリティは紛れもない事実であり、多くの業界でのビジネスの利益になることは明白だ。今回の調査によってビジネスの現実的な課題が明らかになったが、同時にITが従業員との関係や助言者および教育者としての役割を強化するチャンスを浮き彫りにした。つまり、職場はもはや“場所”ではなく、“ライフスタイル”だ。ITという職業の唯一の役割は、ビジネスによるアジリティの維持や生産性の向上を支援する中で、より戦略的になることだ」とコメントしている。

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