GigaOmは、Strategy Analyticsの米国時間10月22日付けのレポートを引用して、第3四半期のAppleのスマートフォン出荷台数は1540万台で、RIMの1230万台を抜いたと指摘した。
今でも世界的にはスマートフォン業界第1位を誇るNokiaの出荷台数は2650万台であった、しかし、出荷台数が増加したのはAppleだけではない。スマートフォン市場全体の出荷台数が前年同期比78%増の7700万台に増加したと前出のレポートには記されている。
Strategy Analyticsのレポートの数値は、Appleが18日に同社の第4四半期決算で示した数値に近いものだが、まったく同じというわけではなかった。Jobs氏は投資家らに対し、「前四半期に『iPhone』を1410万台販売した」と述べた。「その台数は、RIMの直近四半期の『BlackBerry』の販売台数1210万台をはるかに上回るものである。われわれはRIMを抜いたことになり、近い将来RIMがわれわれに追いつくとは思えない」(Jobs氏)
RIMはJobs氏の攻撃的なコメントを快く思わなかった。その直後、RIMの共同CEOであるJim Balsillie氏は、Appleによる販売台数の計上方法に疑問を呈し、Jobs氏は全体像の「半分」しか顧客らに話していないと非難するブログを投稿した。
Balsillie氏は、RIMの四半期は8月が締めであるのに対し、Appleの四半期は、これまでの傾向としてスマートフォンの販売が増加する時期である9月が締めであると指摘した。Strategy Analyticsのレポートも3カ月間の出荷台数を対象としたものだが、どの3カ月間の数値であるのかを明らかにはしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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