しかし、Ozzie氏はまた、在職期間中にはリソースや技術的な方向性をめぐりさまざまな製品チームと衝突してきた。
Ballmer氏が述べているとおり、Ozzie氏は最後のプロジェクトの1つとして、同社のエンターテインメント戦略に注力することになる。Microsoftは、「パーソナルクラウド」という概念を具体化しようとしてきた。これは、多くの点において、同社が展開してきた企業向けクラウド戦略の消費者向け版である。
Ozzie氏の長年暖めてきた計画の1つに、「Live Mesh」がある。これは、ユーザーのコンテンツをウェブと複数のデバイスで自動的に同期する技術的な試みだ。Live Meshは現在、Windows Liveの一部になっているが、より広大なビジョンを実現するにはより多くの取り組みが必要になる。例えば、ユーザーが購入した映画やテレビ番組などのコンテンツを、ユーザーが利用するどのデバイスにでも送れるようにするには、ハリウッドからより広範な権利を確保する必要がある。
MicrosoftはOzzie氏に対するインタビューおよび退職後の計画に対するいかなるコメントにも応じなかった。Ballmer氏は、Ozzie氏との継続的な今後の協力について、その可能性を残している。
「彼はずっと、『作り手』でありパートナーだった。われわれは、彼の将来が開けていくとともに、継続的な協力関係を楽しみにしている」(Ballmer氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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