NECは10月14日、レッドハットとオープンソースの統合ミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」の「JBossプレミア・ビジネス・パートナー」契約を締結したと発表した。NECでは同契約に基づき、JBoss Enterprise Middlewareについて製品からサポートまでを一貫して提供するとしている。
NECは、2008年9月にJBoss Enterprise Middlewareの販売契約を締結し、レッドハットとの協力のもと同製品を販売してきた。今回のパートナー契約の締結で、従来のJBoss Enterprise Middleware製品の販売だけでなく、製品サポートもNECが直接行えるようになった。これにより、ハードウェア、OS、ミドルウェアが一体となった高品質なJBossソリューションをワンストップで提供できるとしている。
NECは、商用サービス基盤ミドルウェアとして、自社製品であるサービス実行基盤「WebOTX」や「Oracle WebLogic Server」を提供している。今回のJBoss Enterprise Middlewareのサポート提供により、オープンソースを活用したサービス基盤とサポートに対するユーザーの幅広いニーズに対応していく考えだ。今後NECは、レッドハットとともに、JBoss Enterprise Middleware製品の普及を図るとともに、コミュニティへの貢献を目指すという。
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