Cisco Systemsは米国時間10月6日、コンシューマー向けビデオ電話システム「Cisco umi」を発表した。umiは、リビングにあるHDテレビを使ってビデオ通話を可能にする。
umiは、Cisco製ハードウェアにユーザー所有のハードウェアを組み合わせて使う通信システムである。umiサービスは、マイク付きHDカメラ、セットトップボックス、リモコンを同梱するが、HDテレビ(1080p)とインターネット接続が別途必要となる。外部マイクはないが、音質の補正は可能だ。Ciscoのアルゴリズムにより、外部雑音は取り除かれ、音声が前面に出される。
umiサービスの中心にあるのはビデオ通話やビデオメッセージだが、リモコンを使って連絡先リスト、プロファイル、設定を管理することもできる。また、umiは、FacebookやYouTubeへの投稿や電子メールへの添付が可能なビデオの撮影もできる。
また、umiのVoIP機能は強力で、GoogleのビデオチャットのようなVoIPを利用した他のビデオ通話プログラムからかかってきた通話を受けたり、かけたりすることができる。
さらに、ユーザーコントロール機能を装備しているので、望まない相手からの通話を拒否したり、自分が席を外している間にumiシステムをロックして他のユーザーが使えないようにしたりもできる。さらに、カメラをオフにし、音声のみにすることも可能。1080pが利用不能な場合、720pあるいは480pへと調整する。
ハードウェアの価格は599ドルで、サービス料は月額24.99ドル。発売は、11月14日よりBest Buyで開始される予定。本日より予約を受け付けている。また、CiscoとVerizonは、VerizonのFiOS光ファイバーネットワーク利用者にumiを2011年初旬に提供することを予定している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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